文化のみち二葉館(旧川上貞奴邸) | 東海雜記

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主に読書日記

 

 

城山三郎さんの読書会準備として、二葉館に行ってきました。

 

『冬の派閥』(新潮文庫)

 

以下二葉館HPからの引用です。

 

日本初の女優と謳われた川上貞奴と、 電力王と称された福沢桃介が、大正から昭和初期にかけて暮らしていた邸宅を移築・復元し、貞奴の関連資料を展示するとともに、郷土ゆかりの文学資料の保存・展示を行っています。

 

福沢桃介(ももすけ)は福沢諭吉の婿で(跡取りではない)、近代名古屋の産業に大きな影響を与えた人物。貞奴とは愛人関係で後半生は公私を共にしました。

杉本苑子さんの小説『冥府回廊』や『マダム貞奴』、それらをもとにした1985年の大河ドラマ『春の波涛』(はとう)で有名です。ドラマでは主役貞奴を松坂慶子さん、貞奴の夫川上音二郎を中村雅俊さん、桃介を風間杜夫さんが演じていました。

 

なぜ読書会の下調べに二葉館かというと、城山さんの資料が多く所蔵されていて、2階には城山さんの書斎が復元されているからです。過去にも何度か城山さんをテーマとしたイベントが開催されていて、今年も「没後15年 経済小説の父 城山三郎展」が開催されます。

文化のみち二葉館 HP

また同じ2階には名古屋にゆかりの深い文学者の展示もされています。