ママバンドLINKSさんのミニコンサート | 東海雜記

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主に読書日記

久しぶりに等身大の自分に出会えた

 

 

 

前回ご紹介した、ママバンドLINKSさんのコンサート。

私は主催側として少しだけお手伝いをしました。

 

当日のようす。

*前の方のお客さんの頭が入ってしまったので、カットしました。

 

コンサートが始まると、一観客として楽しみました。

(もちろん、お客さんや会場の様子には気を配りつつ、楽しみましたよ)

 

普段ほとんど音楽を聞かないので、このようなミニコンサートやサロンコンサートも含め、コンサートに行ったことは数えるほどしかありません。2013年12月の大友良英&「あまちゃん」スペシャルビッグバンド コンサート(於名古屋市民会館)以来、実に5年ぶりです。

(その前は今は無き愛知厚生年金会館の和田アキコで、その前は大阪サンケイホールの吉野千代乃、あとは近所のショッピングモールに来ていた多岐川裕美。高田みづえと久保田早紀は、ファンクラブにまで入っていたのに、一度も行っていない……)

 

前回のあまちゃんコンサートもそうでしたが、今回も、赤ちゃん連れの方もOK。クーイングもむずかりも泣き声も音楽に添えられた彩り。もちろん授乳室もあります、の誰でもが楽しめるコンサートでした。実際に赤ちゃんが(後方のマットを敷いたスペースで)リズムに合わせて万歳したりお尻をふりふりしていたのは、とてもかわいかったですよ。

 

「ママバンド」の名前のとおり、皆さんが子育て中の現役のママさんであり、グループでもソロでも様々な音楽活動をされているそうです。

とはいえ、汗びっしょりに「私たちはこんなに頑張っているんです!」とか、聞いている方も拳を握りしめて「ガンバレ~!!」とかいう、松岡修造さんばりのあつくるしい雰囲気ではさらさらなく、あたたかく、かつさわやかなコンサートでした。

 

皆さんプロの演奏家ですけれど、同時に私たちと等身大の家庭人でもあるわけで、演奏やお話を聞いていて、なんというか、久しぶりに本来の自分に戻ることができました。

私は元来見栄っ張り、「ええかっこしい」な人間で、それでも年をとるにつれ、だいぶ自然体になってきた方なのです。でも、やはり知らず知らずのうち、社会の中でつっぱっていたり、職場で気を張っていたりしていて、心がささくれたりすることもあります。そういったものがすうっと抜けた気がします。

 

前回引用した「精神の中から、日常の生活の塵埃を除去する」というバッハの言葉は本当でした。さすが音楽の父。

*「いらすとや」さんのサイトからお借りしたバッハです